家賃から毎月のローン負担額を計算するときは気を付けて。固定資産税の月額負担額

住宅

住宅を購入するときは「毎月いくらローンに払えるかな」と考えますよね。そのとき、毎月払っている家賃から計算する人も多いと思います。毎月のローン負担額を計算するときは、家賃にくわえ、固定資産税・都市計画税・リフォーム代金の貯金なども含めるようにしましょう。

家賃から住宅維持費を差し引いて計算

住宅購入にむけて毎月のローン額を考えるときは、今の家賃から住宅維持費を引いた金額で計算しましょう。一軒家を買ったら、固定資産税など賃貸でかかってこなかった税金がかかってきます。賃貸なら、エアコンや備品が壊れた時の修理費は管理会社が払ってくれますが、持ち家の場合は全部自分で負担しなくてはいけないからです。

毎月のローン額=今の家賃+固定資産税+都市計画税+(リフォーム代+修理代の貯金)

固定資産税とは固定資産の評価額×1.4%

固定資産税とは、毎年1月1日に所有者に課税させる税金です。所有している土地や住宅などの固定資産に対してかけられます。

固定資産税の手続き方法

固定資産税は手続き不要です。住宅を購入して登記申請をしたら、自動的に登記所から自治体に連絡がいきます。その流れで納付税額が計算され、納付義務者に連絡します。

固定資産税の支払い方法

納税通知書で支払い可能。一括支払いか年4回の分納か選択可能。

評価額は3年に1度見直しする

土地は再開発などで価値が変わります。そのため、評価額は3年に1度見直されます。

標準税率は1.4%

固定資産税の税率は各自治体で決められますが、標準税率の1.4%を採用している自治体が多いです。「(土地建物を購入する予定の市町村名)+固定資産税」で検索すると、該当の市町村の固定資産税率を調べることができます。市町村のサイトによっては、比較的はっきりと税率が記載されています。

居住用なら軽減される

固定資産税は居住用地なら、軽減されます。

築浅物件ならさらに減額される

新築の戸建て住宅は、築年数が少なければ固定資産税額が半額になります。目安として、通常の新築物件なら3年分、長期優良住宅なら5年分が半額です。

3,000万円の家を買ったときの固定資産税

土地が1,000万円で建物が2,000万円の物件を買ったときの固定資産税を計算すると、最初の3年は85,000円くらいです。3年後は、153,500円くらいです。153500÷12カ月=12,791円で、1ヶ月に負担する固定資産税額は12,791円です。おおよそ、13,000円くらい覚悟しておいたほうがよさそうですね。

今の家賃が6万円なら、今の暮らしを維持しながらローンを払うなら毎月のローン額は47,000円くらいに抑えたほうが良さそうです。

都市計画税が課税されることも

都市計画区域内にある土地と建物にのみ課税されます。税率の上限は0.3%です。こちらも、「(土地建物を購入する予定の市町村名)+都市計画税」で検索すると、該当の市町村の都市計画税率を調べることができます。市町村のサイトによっては、固定資産税同様、比較的はっきりと税率が記載されています。

でも、どのエリアが都市計画税の該当エリアになっているかはあまりはっきりと記載されていません。この辺りは、土地ごとに個別で確認したほうがいいと思います。

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